広島山スキーの会
○ 2012年7月上旬  比礼振山 (ヒレフリ山・島根県)
 惣八幡宮8:50 → 佐比売山神社 → 10:00比礼振山10:50 →惣八幡宮12:10
                        石見八景
 珍しい山名と、訪れる人を飽きさせない無いという山の案内文に惹かれ、どういうことなのかと登ってみた。
 頂上からは清流・高津川の河口に広がる益田市と日本海が眼下に望まれる。木々の緑、空の青、海の青緑、石州瓦の
 赤褐色が大きな一枚の絵のように美しい。なるほどと思う。柿本人麻呂や雪舟が愛したと言うのも頷ける。
 海の眺望の良さを利用し、昔、夫の船路の安全を祈り、この山から女性がヒレ(領布)と呼ばれる薄手の布を振った
 比礼振峰の伝記がある。それにしても、山に良い名前を付けたものだ。
  

○ 2012年8月下旬  奥匹見の山
                  深い広葉樹林の山から
  三の谷駐車場 8:55 →10:05 高岳分岐 10:10 → 三の谷駐車場 11:05
 奥匹見・三の谷の北側の尾根を登り天杉・高岳分岐までを往復してみた。傾斜はきついものの、手付かずの広葉樹林
 の良さが味わえる。かって、二の谷を遡行し天杉山から一の谷を降りたことがあるが、稜線でも踏み跡らしきものがある
 程度であった。今、登山道が付けられているものの、近い将来には元に戻るであろうと感じさせる山の深さである。

        
        登山道の様子                         三の谷を挟み、左側の尾根を登る


○ 2012年9月中旬  日晩(ひぐらし)峠・日晩山(島根県) 
                    歴史の峠道〜残したい日本の風景〜
   真砂・農協前 8:28 → 日晩峠 → 10:09 日晩山 10:15 → 蛇滝観音 → 農協前11:20
 島根県益田から広島県廿日市に至る匹見街道に日晩峠がある。日暮れて道遠しという言葉の通り、旅の途中、峠で
 日が暮れたのでこの名が残る。山奥の地であり、自然と共に暮す素晴らしさや苦労が、田園の景色等が美しい分、心
 に深く感じる。なお、登山記念に地元地域振興の豆腐を購入する。     
 
       
      木造校舎の中学校                           下山した地点の山里
     

○ 2012年12月上旬  天狗山(島根県)
             この景色いつまでも〜フォーエバー〜
   集落・大峯破 13:20 → 登山口13:40 → 14:15 天狗山 14:25 → 登山口14:50 → 集落15:10 
 天狗山は益田市匹見にある岩峰である。そばを流れる匹見川は限りなく清らか。川に沿う山里・大峯破より歩き始める。
 聳える岩峰の美しさ、人々の暮らす里のひっそりさ、山頂より眼下に広がる蛇行する流れ。様々な願いを託しただろう
 絶景の天狗峯に立つと、フォーエバーの言葉が浮かんできた。

       
      天狗山に連なる岩峰群                    天狗山頂上の岩。ここを登るために訪ねた。